とても大切な「下地作り」

下地の処理方法で「仕上がりや持ち」が
大きく変わる⁈
壁紙の張り替えで「大切なこと」。
いくつかありますが、その中に「下地作り」があります。壁紙の仕上がりや耐久性に大きく関係・影響する大事な作業です。
しかし、壁紙の裏にある「下地壁」は、直接見ることも触れることができません。
その為、「何をするのか?」「何をしたのか?」
わからない方も多いのでは、ないでしょうか?
ここでは、そんな「下地処理」について、
すこしお話しさせていただければと思います。
そもそも、「下地処理」とは。
壁紙張り替えでの下地処理は、
凸凹や段差を取り除く基本的なパテ作業に始まり、ひび割れや穴の補修。カビの除菌やシーラー処理など、その内容は多岐にわたります。
また、築年数の経過しているお宅では、下地壁の強度が低下している為、細心の注意が必要な作業です。
壁紙張り替えは「見た目」を良くすることだけが目的ではありません。
壁紙の張り替えは、新築から何年・何十年と経過した状態で行われる工事です。
その為、壁紙以外にも家を建てるすべての物に、経年劣化による痛みは確実に起きています。
- 築年数 ・使用状況 (経年劣化など)
- 施工方法・工事内容 (誰が何を?)
- 立地・建物様式 (日当たりなど)
- 天災・地震・結露や熱による影響
また、「下地状態の良し悪し」は、「行われている作業の内容」によって決まると言っても過言ではありません。

上の写真2枚は、築30年を超えた建物です。
一方で、壁の素材・傷み具合・劣化度合い、行われている施工内容は異なります。
そのため、それぞれ変わるお家の状態や選ばれる壁紙に合わせた適切な処理が必要です。
傷みの原因はどこにあるのか?
主な原因は「時間の経過」です。
壁紙は(対応年数5年〜10年)を過ぎた頃から、徐々に「うすく・もろく」なっていきます。
ビニル素材の耐候性、紙素材の結合性が失われていくからです。
- 湿気
- 熱・乾燥
- 衝撃・振動
- 紫外線
また、時間を追うごとに壁紙表面から受ける影響が大きくなります。
こうしたことも直接触れていないはずの下地壁が、傷み始める要因のひとつです。
壁紙には下地壁を保護する役割もあります

たとえば、対応年数を過ぎたころから起こる、
壁紙の「汚れやすさ」「傷つきやすさ」「カビの発生」も、壁紙製品の性能劣化に関係をしています。
そのことで起きうること
壁紙とともに下地壁自体の強度も低下します。
かるく物が当たっただけでも、凹みや穴が開きやすくなったり、下地壁の継ぎ目にひび割れが起こりやすくなる状態です。
また、あまりにも劣化が進んだ下地壁は交換作業が必要になります。

残念ながら、劣化を完全に止めることは出来ません。
しかし、壁紙張り替えの下地処理で、下地壁の強度や状態を回復させることは確実に出来ます。
また、下地の状態を直すには壁紙を剥がす必要があります。だからこそ、壁紙張り替えのタイミングでしっかりと状態を整えるための作業をオススメいたします。
リフォーム本来の目的
今ある状態を、
「どれだけ良い状態にできるのか?」
「直すことができるのか?」

それが、リフォーム本来の目的でもあり、役割だと私は信じています。「その場」では無く、「その後」ながく安心して快適に過ごせることの方が重要だと考えるからです。
築年数が経過していても大丈夫です。壁紙張り替えだけでも充分に満足度の高い工事を実現することができます。
さいごに
すべてがあたらしい新築工事とは異なり、
壁紙張り替えの下地処理は、仕上がりを良くすることだけが目的ではありません。
「大切なお家の状態を直す」。
メンテナンスとしての重要な役割もあります。
また、当店がおすすめしている内容は、全ての方が望まれている内容ではありません。
しかし、何年・何十年と経過した状態から、
さらに長く美しさを持続させることは決して簡単なことではなく、それなりの手間や時間をかけなければ成し得ないことも事実です。
実際、30年近くこの仕事に携わり
「壁紙の裏にある真実」を知る者として、
・何をすれば変わるのか?
・何をしなければ、どうなるのか?
そのことは、重々分かっています。
家は皆様にとっての大切な財産です。
こういう時代だからこそ、しっかりと根拠のある内容をおすすめいたします。
あなたのお家の壁紙に、私の経験や知識がお役に立てれば幸いです。
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作業の様子は、こちらからご覧ください。